自堕落なサンパウロ生活の果てに③言葉は通じるのに、話の通じない入院生活(2020年)

サンパウロ生活



2020年3月。

サンパウロにコロナが到着する前。

自堕落な生活が原因で、サンパウロで入院した体験記です(•∀•)

↓前回までのお話し↓

自堕落なサンパウロ生活の果てに②ただの胃痛がICU入院に発展っ!(2020年)
ただの腹痛の原因が究明されず、とりあえずICUに入れられる話

重篤者に囲まれたICU入院

抵抗むなしく、ICUに移されました。

血液検査の結果はまだ出ていないのに。

結果が出るには時間がかかるんだそう。

つまりっ!

私がここにいるのは、血圧が低い、腰が痛いという理由だけなのですっ!

.

救急の先生からICU担当の先生へと引き継がれる。

そしてまた追加検査だと言って血を抜かれる。

どんだけ血を抜くんだっ!( ´•̥ω•̥` )

苦痛です( ´•̥ω•̥` )

左手はひたすら点滴を入れられ続けております。

胸には、いろんな管をつけられております。

ドラマなんかでよく見るやつです。

ICUでは、周りの患者さんはおじいちゃんおばあちゃんばっかりで。

みんなほんとに重篤そう。

どうして自分がここにいるのかわからない。

胃が痛いっ!

でもそれより心が壊れそうっ!

いたずらに意識がはっきりしている分、自由に動けないことが苦痛です。

点滴からは、いろんな抗生物質を入れられ。

何が効くのかを試しながら行うため、時折副作用がつらいものもあり。

吐き気が止まらないものもありました。

それなのに、ご飯を食えっ!と怒られ。

いや、ご飯を食べないといけないことはごもっともなんですが。

正直、副作用でそれどころじゃない。

「ワタシ元気。カエリタイ( ´•̥ω•̥` )」

だんなさまが、つきっきりで側にいてくれました。

彼がいなかったらほんとに心がやばかったでしょう。

次の日も原因不明のままICUから出られない

検査結果がでないまま、次の日。

また違う先生へと担当がかわりました。

そしてまた血液をぬかれる。

もう嫌だっ!

新しい先生への引き継ぎ内容は、血圧が低いから。

その一点。。。

すかさずだんなさまが、「この子はもともと血圧が低いんですっ!」と主張!

「平常時で90です」と話すと、

「それは有効な情報だ!」と返事がかえってくる。

昨日も言いましたよ!!!!

だから帰してくださいっ!!!( ´•̥ω•̥` )

.

昼になっても重要な検査結果はでない。

ただ、昨日に比べてヘモグロビンが減少しているから、今夜もICUだと言われる。

そりゃ、あれだけ血を抜かれたら減少するでしょうよ!

しかもやっぱり生理がきた。

そのヘモグロビンの減少は、生理を加味してもおかしい数値なのか?!

訴えかけるも無視されたっ!Σ(゚д゚lll)

なぜ今ここにいるのか、頼むから説明してくれ。

話が通じないつらさ

左手はかわらず点滴。

右手はあいもかわらず、血液検査で血を抜かれまくる。

.

もう嫌だ。

帰りたい。

胃痛で苦しむ、というよりは、病院の処置で苦しんでいるようにしか思えない私。

だんな様が何度も抗議する。

「なぜ妻がこうなっているのか?

なぜ検査結果がでないのか?

なぜ検査結果が出ない中でこれだけ血を抜かれるのか?

なぜ具体的な説明がないのか?」

しかし、一向に説明がなされない。

.

だんな様が抗議して、抗議して、やっと説明されたのは、

「お腹は複雑な臓器だから、ちゃんとした結果がでるまで動かせない」

といった一言のみ。

ちゃんとした結果とはなんなのか?

どんな危険性があるから、今どんな処置が行われているのか一向に説明がない。

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ちなみに通訳サービスのある病院なので、日本語での対応でこれである。

言葉は確かに通じている。

しかし、話が、要望が、全く通じない。

果たしてこれは、「言葉の壁」「文化の壁」だけの問題なのだろうか?

結局何もわからないまま滞在は丸2日続く。

私にとっては長い長い2日間。

ほどなくして、何かの結果がでた、とのことで一般病棟の個室への移動が許可された。

胃痛よりも副作用の方がつらくなっていた私は、もう退院したいと懇願した。

しかしながらあまりにも食べられなかった私は、栄養が不足していて、このまま退院させるわけにはいかないとのことだった。

.

入院体験記④へと続く

自堕落なサンパウロ生活の果てに④看護師に「痛いっ!」と訴えたら、返答は「嘘つけっ!」という言葉だった(2020年)
色々と残念な入院生活。

読んでいただいてありがとうございました(´˘` )



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